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Tue 04/08/2014

 婦人科に行ってきた 

先日、夕食の準備をしていたら、急に下腹部と腰にイヤ〜な痛みが。
腹を壊した時とは違う、腹と腰に広がる特有の鈍痛だったから
「あ〜、こりゃご来客だな」と直感。
ホルモン治療を始めて丁度11年になるんだが、内摘はしてないからね・・・。

何でこの期に及んで来客かというと、ここ数年コレステロール値が基準値を上回った状態が続いていたので、試しに1回80mg→40mgに減らしているんですよ。
使用量を減らして以降も、テストステロン値を測ると毎回男性の基準値内には収まっているんだが、生活リズムが不規則(=塗る間隔が24時間以上空くことも多々)なこともあってか、やはり来客頻度はやや増えている。

なもんで、腹痛&腰痛が始まったときは「来るな?」と思ったわけなんだが、むむむ、段々痛みが酷くなってきたぞ、う〜ん、立ってられない・・・と、座り込むくらいの激痛。
下腹部痛&腰痛は毎回あるけど、日常生活に支障が出ない程度で、それも大体初日のみ、始まる前はやや腹が張るか腰がダルい程度だから、今回は明らかに違うパターンだ。
最後に婦人科検診を受けたのは、ホルモン始める前、つまり10年以上前のことなので、どっと不安が・・・。

これは遅かれ早かれ直面する問題だったのだ、と観念し、婦人科に行くことを決意。

予約&受診

比較的近所ですぐに予約を取れるところを探して見つけたのは、5〜6人の常勤医がいるクリニック。
電話予約だったので、「誰のための予約ですか?」と訊かれたが「自分です」と回答。
女医さん指定じゃなければ、次の日に空きがあったので、即予約。
最後に「あのー、実はトランスジェンダーでして、見た目が男なんですが」と言うと、受付の人は「ああ、身分証明書(ID)を忘れずに持ってくれば問題無いですよ」とのこと。

次の日、予約時刻の30分前に到着。待合室には大きい皮張りの椅子が背中合わせに6列、結構混み合っている。
付き添いの旦那やボーイフレンドも何人もいるので、自分も中にいること自体は、特に違和感無し。
受付でささっと名前を記入し、端っこの席で待つこと1時間半、ようやく名前を呼ばれ、診察室へ。

看護師さん(ヒスパニック系?女性・20代?)は怪訝な顔もせず、フレンドリーに問診。
使用中の薬を訊かれたので「テストステロンを11年使ってます、トランスジェンダーなんです」と言うと「オーケー」。

トランジションしてから何度も医療機関でカムアウトしてるけど、必ずこうなるね。ただただ、普通の反応。

「最後にPAP受けたのいつ?」と訊かれ「10年以上前」と答えると「え〜、ダメよ定期的に受けなきゃ!」と、そこはツッこまれる。
血圧が何と145/93、絶対なんかの間違い、か、よっぽどキンチョーしてんのか・・・痛みは感じてなかったし、おかしいなあ。

じゃあ先生が来るので待っててね、と看護師さん退室。

暫くして元気にノックして入って来た白髪交じりの黒人先生
「ハロー (^O^)/・・・?」と笑顔ながらも困惑の表情。
あら、受付も看護師さんも先生に「先生、変な人来てますよ」と伝えてないのね、と察知。
「どうも初めまして、事情は説明します」と言うと「オッケー、座りましょう」
「今日はどうしましたか?」と主訴聴取開始、カクカクシカジカ今まで無い痛みで心配になって来たんです云々
「使ってる薬は?」と再び訊かれ、そのタイミングでまたトランス事情を説明。「あー!」と納得いった模様。

ひと通りこれまでの症状について訊かれた後、トランジションの経緯について質問、相方や家族への説明はどうしたのか、などなど矢継ぎ早に訊かれ、突如
「で、幸せかい?」
「まあ、幸せですよ」
「良かった、幸せなことが一番大切だからね」とニッコリ。
「その通りですね」と、こちらもニッコリ。
勿論本音はどうなのか分からないけど、ちゃんとしたプロフェッショナルだな、と安心した。

内診

サンプル採取と内診をするので、下半身脱衣して使い捨てブランケットを腰に巻いておくよう言い残し、先生退室。

指示に従い待つこと数分、先生と看護師さん登場。

「はい、まずサンプル取りま〜す、圧力かかりま〜す、入りま〜す(スペキュラム挿入)、ハイッ、もう一回ハイッ、終わり〜。」

・・・早い!

「はい、じゃあ今度は下に圧力感じま〜す(双合診)、押しま〜す・・・痛みはこの辺?(空いてる手でヘソの辺りを押す)」
「いや、もっと下のほうです」
「・・・(グイグイ、グイグイ)ふむ・・・(グイグイ、グイグイ)・・・はい、オッケー、起き上がっていいよ」

内診終了。すげえ淡々とテキパキやるなあ。
男性婦人科医は色々気を遣う部分も多そうだし、それで培ったワザなのかな〜、なんて思いながら、感心。

「腹筋がかなり発達してるんだけどね、触っただけでは腫瘍みたいなものは感じられなかったよ。あとは、エコー検査受けてね。それと、中の見た目は全て正常で心配なところは無かったよ。」

あ、そうですか、中がカラッカラに干からびてたり変な膿がドロドロ出てたりグレープフルーツ大の異物が腹の中にあったりしたらどーしようと思ってたから、それは取り敢えず安心。良かった〜。

「症状からすると卵巣嚢腫か子宮筋腫かと思ったんだけど、触診では何も無い感じだし、もしかしたら消化器系かも知れない」
てなことで、一応低用量(10mg 1日2回)のdicyclomine(Bentyl)を出された。
あと、痛み止めにナプロキセン(550mg 1日2回)。

エコー検査

3日後に別の施設でエコー検査。リクエストフォームには「T-Vag」・・・経膣か・・・。

今回は写真撮るだけだったし、技師さん(20代黒人女性)に常用薬を訊かれてテストステロンのことを伝えただけでトランスの説明はせずに何食わぬ顔で受けてきたが、やっぱり至ってフツーの対応。

まあ、ひげモジャモジャでもハゲ散らかしてもないから、女パスしてんのかな?でも声がなあ・・・。

検査自体は画像を撮るのに結構時間がかかったが、手順は内診同様、至って淡々とテキパキ。
技師さんと薄暗い部屋に二人だけ、プローブの出し入れ時以外は技師さんの視線はひたすら画面に集中、決して気持ちのいいもんじゃないが、非常に丁寧な操作で痛みも無し。

エコー検査から帰ったその日、遂にご来客。
やっぱりか・・・
でも取り敢えず出口が詰まって中で雑菌大繁殖、なんつー状態じゃなくて良かった。
うちの猫はpyometraで大手術したもんね。
その後は激しい痛みは引いたので、処方された薬も飲むこと無く過ごす。

検査結果

1週間後、ドクターにエコーとラボの結果を聞きに行く。
カンジダ、ガルドネレラ、トリコモナス、クラミジア、淋菌は全て陰性。
取り敢えず感染症の疑いは晴れたってことか。

エコー検査の結果、右卵巣に4cmの嚢腫。明記されていないのは診断医の落ち度だが、complexと特定していないということは、simple(袋状で中身が液体)なのだろう、とのこと。
先生曰く、8cm以下は余程の痛みが無い限り経過観察だとか。

ということで、また数週間後にエコー検査を受けるように指示。
まあ、ご来客以降酷い痛みは無いし、来客直前に4cmってことは今は萎んでる可能性大なので、あまり心配はしてないんだが「もしまた痛みが出たら、1日2回ナプロキセンを飲みな」とのこと。

取り敢えず、即手術が必要とか、面倒な感染症とかじゃなくてひと安心だわよ。
内生殖器を蔑ろにしている意識はここ10年くらいいつも頭の隅にあったから、症状が出てビビったわけだが、今回検診受けて良かったです・・・。
基本的に、医療機関のプロフェッショナリズムとプライバシー保護はしっかりしてる、と信用してるんだろうね、自分。アメリカは特にみんな訴訟に敏感だしね。

おわりに

おまけ:Buck Angel氏のPSA(Public Service Announcement 公共広告)ならぬ Public Cervix Announcement (『公共子宮頸広告』?訳しちゃ余計意味分からんな)。
折角の忠告にも、ワシゃあ4年間従わなかったヨ・・・。

Buck Angel's Public Cervix Announcement
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