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Tue 04/28/2009

 ホル使用6年経過で検診受けてきた 

Quackery!!
1年ぶりに、検診と血液検査を受けてきた。

が、今回の医者訪問は、ヒジョ~~~にガッカリだった。
以前傷めた肩の不調は慢性化し、献血の時に受けた無料コレステロール値検査の結果がやや高かったことを報告すると、「いいビタミンドリンクがあるから」と。高脂血症や高血圧、リウマチにも効果があって、これさえ飲めばほかのビタミン剤は要らないんだと。日本でも最近「認可」されて、爆発的に売れてるらしい。でもスーパーでは売ってなくて、特別注文して自宅に直接配送するよう手配しなければならないので、あとで・・・と言われる。

診察を終え必要な処方箋を貰ってから、先生のオフィスに連れられていくと、恐ろしく厚化粧で皮が張りつめた顔の、唇と乳に何か入った中年女性に紹介される(アド・ホミネムじゃなくて、単に余りにもインパクトあったので。バタバタと音がしそうな睫毛から目が離せませんでした)。で、何と恐ろしいことに、MonaVieを売りつけられそうになった・・・。

※ MonaVie(モナヴィー): マルチ商法会社及び商品である健康飲料の名称。商品の具体的な効果の科学的立証は不十分(だからこそ医薬品として売られてないわけで)。数種類のベリーのブレンドらしいが、主役のアサイーは、まあ、ホイートグラス(小麦若葉)とかザクロとかノニとかゴジ(クコの実)とかに続く、最新の「スーパーフード」ですよね。

最近流行ってる「スーパーフード」は「抗酸化物質がもの凄く豊富」ってのがウリだけど、
 (1) 抗酸化物質をサプリメントとして摂ることの有効性
 (2) 具体的な商品の有効性(医薬品の規制に制限されないから、原材料の含有量がメーカーごとに好き勝手)
という基本的な点からして立証/解決されてないのは言うまでもなく、商品化・販売はあくまで最新の流行に乗って儲けようというビジネスモデルなわけだから、効果に関する偏った主張や誇張がある可能性は高いわけで。
流行っては消える健康食品の歴史を振り返っても、今回の流行りが例外だと思わせる根拠は見当たらない。

オーストラリアの消費者団体の雑誌「CHOICE」が、2007年に抗酸化物質を含む健康飲料の実際の抗酸化物質含有量を調査して、普通のリンゴのほうが圧倒的に含有量が多くコストパフォーマンスも断然良いという結論を発表してる。
Superfruit Juices - Juices Compared (CHOICE)
MonaVieはそれぞれの材料の含有量を公開してないので、調査対象にならなかったらしいが。

こういう流行りに惑わされて散財したり、最悪、健康を害したりしないようにアドバイスしてくれる、頼りになる専門家=医師のはずなんだがなあ、本来は・・・。


こちらが不信感を表すと、自分の飼ってる馬の関節が云々グルコサミンが云々注射は悪い云々と、ぼく個人の健康問題に対するMonaVieの有効性とは関係ない話をベラベラと一方的に喋り、納得できんと言うと「どうすれば納得するのか」と訊かれたので「ピアリビューされた医学雑誌に人間を対象とした臨床研究の論文が出てる、とか」と言うと、「つい最近出た一番新しい研究について読んでないの?アサイーが白血病細胞をブッ飛ばしたのよ」と、ややムキになって反論するので、ベリーを細胞に投げつけるところを想像してしまった。
つーか自分、白血病じゃないし。

しかも「1日たった$ 4.60で」って・・・1ヶ月 $ 142.6、1年で $ 1,679 なんすけど。
いくらビタミンミネラル抗酸化物質豊富でも、コストパフォーマンス悪過ぎだろ、それ。

この間どこか行ってた先生は、戻ってきた時にセールスが難航してるのを見て「もう1年くらい患者に薦めてるんだよ」と。ここの医院、患者数めっちゃ多いし(年間延べ3万人らしい)、老人多いからボロい商売だろうな、と、ますます不信感UP。
オバハンは自分も最初は懐疑的だったけど友達に圧されて飲み始めたら膝の痛みがウソのように消えたとか、歩くのも大変な患者がゴルフまでできるようになったとか、全く証拠にならない個人的逸話を並べ立てたり、「本に鼻を突っ込んでばかりいないで、時には自分で実際に試して初めて分かることもあるのよ」と大変都合の良い屁理屈を吐いたりしてたけど、ぼくが折れなかったので最後は諦めて「もう出て行け」と冗談交じりに言い放ったので、ありがたく退散。やれやれ。
まあ、普通ならMonaVieの名前が出た時点で断ったと思うけど、医者のオフィスだったから露骨に拒絶するのが憚られたのが半分、一体どうやって売ろうとするのか興味本位で話聞いてた、ってのがもう半分あったんだけどさ。

それにしても、こういうことが医者のオフィスで公然と行われているなんて、愕然としたよ。
しかも、発言内容からして明らかに医療専門家じゃない人間が、医者公認で患者に説教ってどういうこと?

大体、「以前怪我した肩が痛くてコレステロールがちょっと高い」って訴える患者に、どーしてジュースなんだよ・・・。

あとで知り合いに聞いた話によると、驚くことにこの商品の販売に手を染めてる医者は、この医者だけじゃないらしい。医学の専門家であるはずの人間が、具体的な効果が立証されていない健康食品を自分の患者に売りつけて儲けているなんて、明らかに「医師」という肩書きの濫用だろーが。

この医者、ニュー○キンの変な機械も置いて「無料抗酸化物質スキャン」なんてやってるから最初から心配だったんだけど、少なくとも何かを売りつけようとしてるわけじゃなさそうだったから大目に見てたんだよね。
でも、今回の件でもう完全にアウト。

無駄骨かもと思いつつ、一応 State Medical Board に苦情出しといた。
この医者、いずれにせよアポの時間も守らないし、検査や検診も無駄に多いから、近所でほかの医者探すことにする。

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(2000/10)
カール セーガン

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